編集後記
創立10周年を迎え研究活動報告書(Vol. 2)を刊行致しました。本報告書はVol. 1の続きとして2007年7月から2010年5月までの約3年間の研究成果を中心にまとめたものです。前半に研究業績として2007年7月以降の学術論文,学会発表などのリストを載せ,その後に,論文別刷りの写し,各種原稿を掲載致しました。また,随筆,その他に関しても当研究室の活動を理解して頂けるよう,学会誌に掲載されたエッセイや本学HPにおけるニュースなど出来る限り多くの資料を収集し掲載致しました。 本活動報告書の編集は当研究室にとって2回目ではありますが,前回(2007年)の作業を経験した学生は既に卒業しており,今回新たに立ち上げた大学院生によるWGで,目次の編成,業績リストの分類,各項目のデータ整理,原本の収集など,編集作業の大半を分担し,創立10周年を記念した同窓会に合わせて出版を果たすことができました。 当研究室の研究活動は,国内外の共同研究者の方々から頂いたご指導,ご協力はもちろんのこと,日々実験データを積み重ねてきた当研究室の学生によって支えられています。これはVol. 1の編集作業の過程でも実感したことですが,改めて素晴らしい研究環境ならびに良い学生に恵まれたと感じております。本書にまとめられた研究成果には,まだ基礎研究段階で実用化に至っていないものも多々含まれておりますが,いずれの技術も近い将来の発展を期待して次年度以降にも引き継がれていくことでしょう。2007年4月より八王子に研究拠点を統合し早くも3年が経過しましたが,真実を探求する面白さ・楽しさを学生と共有しながら活動報告書Vol. 3には本書を上回る研究成果を掲載できるよう,今後も研究に教育に精進したいと思います。 温かいご声援と共に忌憚のないご意見をもお寄せ頂ければ幸いと存じます。 |
2010年6月 阿相 英孝 |